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パイプドHD株式会社に対する公開買付けの開始に関するお知らせ
2021.09.30
株式会社アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンド(以下「APファンド」)が出資する特別目的会社である株式会社ミライサイテキグループは、パイプドHD株式会社(以下「パイプドHD」。証券コード:3919)が発行する普通株式及び新株予約権に対する公開買付け(以下「本公開買付け」)を開始することを決定致しましたので、お知らせ致します。
パイプドHD及びそのグループ会社(総称して以下「パイプドHDグループ」)は、「未来に最適を」という経営理念を掲げ、社会がより良い未来へと向かうために、真に必要とされるITサービスを提供することを目指す企業グループです。パイプドHDグループの主力サービスであるローコード開発プラットフォーム「スパイラル®」は、カスタマイズ性・汎用性が高く、CRMツール・メール配信システム・業務効率化ソリューション等に幅広く使われており、加えて、パイプドHDグループでは、広告事業、xTech事業、社会イノベーション事業などの事業を展開しています。なお、パイプドHDの代表取締役社長である佐谷宣昭氏(以下「佐谷氏」)は、本公開買付けの成立後も継続してパイプドHDの代表取締役社長として経営にあたることについてAPファンドと合意しており、今後は佐谷氏・役職員・APファンドが一体となって成長を加速し、永続的な企業発展を目指して参ります。
アドバンテッジパートナーズグループは、テクノロジー領域への投資に長年コミットして参りました。バイアウト投資を行うAPファンドを通じて、2000年にカネボウグループの情報システム事業部を分社化した株式会社キスコソリューション(現株式会社電通国際情報サービス)を嚆矢とし、2003年に米intuit社から独立した弥生株式会社、2004年に親会社の事業再編に伴って独立した1stホールディングス株式会社(現ウイングアーク1st株式会社)等、20年以上にわたって特色あるテクノロジー企業の成長を支援しております。直近では、APファンドの投資先企業で、BNPLサービスの世界的パイオニアである株式会社ネットプロテクションズが、大型の調達を発表しています。
また、上場企業への成長支援投資を行うファンドより、株式会社Eストアー、株式会社メタップス等に投資し、直近では、株式会社ビザスクの海外大型買収を資金面で支援致しました。更に、アジア地域におけるバイアウトファンドより、東南アジアにおけるシステムインテグレータ・DXアクセラレータであるMDI Novareへの投資を今年実行しております。
この様に多方面で蓄積したテクノロジー領域における知見やネットワークにより、パイプドHDグループの更なる成長に貢献し、日本とアジア圏のテクノロジー領域へのコミットメントを高めて参ります。
■アドバンテッジパートナーズ パートナー 市川雄介コメント
「APファンドは2000年代初頭からテック企業への投資をアクティブに行って参りました。ファーム内にはテック・B2Bサービスにフォーカスしたチームを組成しており、多数の成長支援を行っています。この度はパイプドHD様の非公開化を伴う成長支援の機会を頂き、主力サービスであるローコード開発プラットフォーム「スパイラル®」の多様な使われ方が示す高い優位性を生かすべく、ファーム内に蓄積した知見やネットワークを総動員する所存です。これにより、パイプドHDのお客様の売上や業務効率性の向上に資すれば幸いです。」
以上