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上場前資本政策として投資したナレルグループがIPOを実現
2023.07.21
株式会社アドバンテッジパートナーズがサービスを提供するファンドの投資先である株式会社ナレルグループが、2023年7月21日付で東京証券取引所グロース市場に上場(証券コード:9163)しました。本投資は、PEファンドによる上場支援を期待して、創業者が持分を売却・一部再出資した上で続投する、IPO市場の活性化に伴って増加している投資類型の嚆矢です。投資期間中にはコロナ禍や海外金融機関破綻を発端とする株式市場の変調がありましたが、投資実行から約3年半という早期のIPOが実現出来ました。
ナレルグループは、建設技術者派遣のワールドコーポレーションを中心として、IT技術派遣の株式会社ATJC、人材プラットフォームの運営をしている株式会社コントラフト、職人の職業紹介を営む一般社団法人全国建設請負業協会の合計4つの事業を展開しています。未経験人材を正社員として採用し、教育して派遣するというビジネスモデルに業界でいち早く着手したことによって、技術者派遣業界で大手の一角を占めています。
アドバンテッジパートナーズは、採用・リテンション強化、経営人材の補強、追加買収とPMI、プラットフォーム性のある新規事業の立ち上げ等、様々な経営支援を実行してまいりました。この結果、売上高は投資実行直前である2019年10月期の92.8億円(ワールドコーポレーション単体/日本基準・未監査)から、2023年10月期の業績予想として174.8億円(連結/IFRS/開示情報)まで伸長が見込まれております。上場に際しての主幹事会社は大和証券、みずほ証券が務め、アドバンテッジパートナーズも、投資後に登用したCFOをはじめとした幹部人材・主幹事会社とワンチームで協業し、適切な価格形成とプロセス運営に寄与いたしました。業界の需給構造の良さと、未経験者採用を核とするビジネスモデルの強みはシンプルかつ明確であり、投資家の支持が広く得られました。
株式上場後も、引き続きナレルグループの発展と、ミッションである「深刻化するプロ人材の枯渇を解決し、日本を『課題解決先進国』にする」の実現をサポートして参ります。
<株式会社ナレルグループの概要> |
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会社名 | 株式会社ナレルグループ |
代表者 | 代表取締役 小林良 |
事業内容 | 建築・プラント業界に向け技術者派遣、IT業界向け技術者派遣・SES(システムエンジニアリングサービス)等 |
URL | https://nareru-group.co.jp/ |
携わったTEAM
PORTFOLIO
ナレルグループ
ナレルグループ
- 企業名
- 株式会社ナレルグループ
- 投資時期
- 2019年11月
- 企業タイプ
- 非上場企業
- 背景
- 創業者の続投を前提とした資本参加
- ファンド
- AP V
- プロダクト
- 日本バイアウト
- 案件タイプ
- 事業承継
- 業種
- 法人サービス
- ステータス
- 投資中